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正栄食品工業

プルーン種炭シート
プルーン種炭シート

「加熱水蒸気による炭化技術実証システム」

リーズデザイン原田(以下、原田):正栄食品グループさまのグリーン活動について教えてください。

正栄食品株式会社取締役会長 本多栄二様(以下、本多):環境活動の一環として全社的に取り組んでいます。その中で、プルーンの種の炭化事業活動が、「食品産業廃棄物炭化技術の実証」というテーマで、平成21年度食品産業グリーンプロジェクト技術実証モデル事業の一つとして認可されました。農林水産省は食品廃棄物の有効活用、再資源化を食品のあらゆる業界に広めようという取組みをしていますが、正栄食品グループの活動がまさにその趣旨に合致するということで、是非支援したいということになりました。

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本多:「過熱水蒸気による炭化技術実証システム」の特徴は、
[1]プルーンの種が保有している固有エネルギーを利用して過熱水蒸気を発生させ、それで種を炭化させます。(種から発生する可燃性ガスが燃料として使用されるので燃料がいらない。)更に余剰蒸気は生産プロセスにも使え、全て有効活用されます。
[2]直接燃焼する酸化による炭ではなく、無酸素状態で過熱水蒸気によって炭化する還元焼の炭であることが特徴です。
過熱水蒸気によって炭化されたプルーンの種は、短時間に還元炭化処理するため、炭素分の量は活性炭に比べて少ないが、固有の成分を温存させる特徴があります。そのため、活性炭と違って、化学吸着によりアンモニア臭や靴の臭い、加齢臭のような生活臭の脱臭に高い効果を発揮します。
また、炭素分が80%あるので土壌改良剤や肥料として大地に戻すという行為が永久に炭素を地中に固定することになり、カーボンマイナスという考え方につながります。焼却してしまうと炭素分も含めて全てCO2になってしまうが、炭化はCO2の削減につながるのです。今度の炭化装置は、正確な温度コントロールのできる過熱水蒸気を用いてますので、同じロットであれば常に一定の品質の物ができるという特徴があります。

展示会での様子1 プルーン種炭シート 展示会での様子2
正栄食品工業グループ展示会場
(池袋サンシャイン)にて

みんなが儲かることを考える

原田:食品一筋で100年企業を作り上げられた秘訣は何でしょうか?

本多:中学校に入る時の口頭試問で、「将来どんな人間になりたいか。」と聞かれたときに、「商人として狭い日本で日本人から金儲けをするのではなく世界の外国人から金儲けをする」と答えました。深く考えて言ったわけではありませんが、今思えば間違っていなかったという実感があります。
商人として自分だけが儲かるのではなく、関係者がお互いに儲けあうのが商売の基本ではないかと考えています。企業はCSRとセットになっていなければなりません。株主も従業員もみんな自覚して社会貢献を考えていかなければ企業は衰退します。
お客様に損をさせない取引、最終的にお客様が得をするような取引をしなければならないと思います。それは、決して値段だけではなく、情報もあればサービスもあります。
従業員についても、お蔭で我が社はリストラをやらずに皆一生懸命やってくれています。愛社精神というより、従業員とは「運命共同体」だと思っています。
100年続いている企業が存在するのは、日本とドイツだけ。アメリカの企業は一代限りで、企業買収が盛んのようですが、日本では「お前の会社はいくらだ」と言えば怒るでしょ。アメリカのようなお金を動かすビジネスではなく、日本的な商いこそが長寿の秘訣ではないでしょうか?

想いと技術がつながった

原田:山陽製紙(リーズデザインの親会社)を知って頂いたきっかけを教えてください。本日同席して下さっている本村顧問がインターネットで知って下さったと伺っておりますが。

本村顧問様(以下、本村):工場でプルーンのエキスを作る工程での搾りかすと種が出ているが何か利用できないものかとずっと社内で検討していました。2年前Yahoo!のトピックスで、炭を抄きこんだ山陽製紙のクレープ紙の袋を洞爺湖サミットの参加国の方々が持ち帰ったということを偶然知りました。そこで会長に報告したところ、早速連絡を、ということで御社に電話いたしました。

本多:私は30年程前からドラム缶でプルーンの種を焼いて、種は炭にすると良いということを実感していました。また環境面からのCSRも大切であるので自社にすぐ炭化装置を導入することにしました。想いと技術がつながったという訳です。
その後環境展で山陽製紙のブースで正栄食品工業との取り組みをパネルで紹介したのですが、それを食糧新聞社が記事にしたことがきっかけで農林水産省の外郭団体である(社)農林水産先端技術産業振興センターから会社に直接電話がはいり、「とても良い取り組みなので補助金支援対象となる「技術実証モデル事業」に応募してみませんか」という声がかかったのです。

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商人の店は千客万来、にぎやかでなければならない

原田:これからリーズデザインがお手伝いできることはありますか?

本多:今、アメリカも中国も全部含めたグローバル戦略を考えています。プルーンの種は炭化させることで燃料として使えます。また、プルーンの種は6153Kcal/Kgという高級な石炭と同じくらいのカロリーを持っています。アメリカカリフォルニアでは1万5000tのプルーンの種が排出されていますが、アメリカには炭の文化がありません。一方、日本国内では150tしか発生しないので燃料として使用するのではなく、山陽製紙さんのシート商品のような付加価値をつけた商品を戦略として考えていますが、市場開拓はこれから。そのため、販路開拓を専門的に進める人材を募集しています。商社の人材は小売には向きません。スーパーなどの経験のある人はお客様の視線に立って考えることができるので、そんな人材を求めています。商人の店は千客万来、にぎやかでなければならないと思います。
今後、貴社がお店を出されるのであれば、ロットを大きくして原価を安くすることを考えると良いと思いますよ。売れやすいのは10m単位で切り売りして、下駄箱にいれるとかベッド用に使用するとか。新しい市場は必ずできます。いずれにしてもこれらの商品はスタートしたばかりなので、長い目で育てるという視点が必要ではないでしょうか?

炭の文化を世界に

原田:世界最先端の炭化技術をお持ちですが、最後に一言、本多会長のこれからの夢をお聞かせ下さい。

本多:うちの会社は匂いがないでしょ。炭をいたるところにおいてあるので空気がきれい。アメリカも中国も、世界中に新しい炭の文化をつくりたいですね。そうすれば地球がきれいになる!

アイテムの特徴

シート
医療機関や介護施設で使用するベットのシーツ下に敷く消臭機能付きシートです。
脱臭品
プルーン種を加熱水蒸気型炭化装置で炭にし通気性のある不織布の袋に入れた消臭・調湿機能の高い脱臭剤です。
プルーン種炭
プルーン種を加熱水蒸気型炭化装置で炭化した商品です。リビング・玄関・トイレなどでご使用下さい。

プロフィール

取締役会長本多栄二さん 取締役会長
本多栄二様
正栄食品工業株式会社
本社:〒110-8723
東京都台東区秋葉原5-7
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